水にも強い桐たんす

桐たんすは火にも強い木材ですが、水にも強いと言われています。水害に遭遇した人から、「桐たんすだけが中に水が入らなかった」というケースが沢山あります。吸水した桐が膨らみ、隙間を塞ぎ完全密封して、水の侵入を阻止したわけです。

桐たんすは、水にも火にもある程度強いですが、古くなっても表面を削ることにより、またその柾目の厚みにより2~3回更正が出来ます。その結果、何十年も使えます。更生により孫の代まで使用出来ます。更正が削ることにより可能なのは桐たんすだけです。

桐たんすの製造

桐材は主に天日干しで乾燥させますが、これでは完全に乾燥させることは困難です。そこで、ある程度まで乾燥させたら、機械を使って人工的に乾燥を施していきます。乾燥が完全に終わったら、桐材の命ともいえる含水率をチェックします。乾いた桐材を工場に入れ、一枚一枚丁寧にすべての桐材の水分を計測するという非常に手間のかかる作業です。

含水率のチェックが終わったら、いったん桐材を室内へ運び入れます。十分に乾燥したものを数ヶ月室内で保管しておくと、木材の水分を安定させることが出来るといいます。桐材を製材してから、実際にたんすへと生まれ変わるまでには、約1年もの時間がかかっているのです。

その後、完成した桐材を使ってまずは板はぎ加工を施します。一枚一枚、丁寧につなげていく神経を使う大変な作業です。板はぎをした桐材は、機械を使って正確に切断していけば、桐たんすの本体の木地の出来上がりです。

続いて本体にカンナをかけていきます。最終的な桐たんすの仕上がりにも関わってくる工程なので、非常に重要です。

その後、引き出し板の仮合わせ作業へ。前板や向板、底板をあらかじめ削りあわせておきます。微妙な力加減と熟練した職人の技術によって固すぎず、ゆるすぎないように一枚ずつ削りあわせていきます。