古本屋あるある(5)

  1. とある人物が特定の本を目立つように並べていることがあります。そのとある人物とは、ずばりその本の著者です。新刊の発売を心待ちにしているのは読者だけでなく、著者も同じ。自分の本が棚に入っているのであれば、勝手に平積みにしてお客さんが現れるのを陰から見つめます。
  2. 非常ベルがなった時の店員とお客さんの反応は対照的です。店員は走って店の状況を確認したり避難誘導のアナウンスをしたりしますが、お客さんのほとんどは平然と立ち読みを続けます。声をかけると「いまいいところなんだけど」とでも言いたそうな迷惑顔をされることも。大量の紙がある本屋で火事が起きたらどうなるのか、少しは気にしてもらえるとありがたいです。
  3. 事務室で昼食を食べていると、奥の方から万引き犯に対する取り調べが聞こえてくることがあります。「何度目だ」「もうしません」といったやり取りを聞きながら食べるコンビニ弁当は、いつも以上に寂しさを増幅させます。また、店長の隙を突いて逃げ出す万引き犯がいたり、店長に逆ギレするモンスターペアレントがいたりと、ランチタイムが台無しにされることもしばしば。
  4. 意外と多いのが、閉店間際に来店するお客さんです。閉店時間だからといって、無理やり追い返すことはしませんが、「お探しの本は?」と声をかけて少しでも早く帰ってもらいます。

こんなにいろんなお客さんに出会えるのは古本買取という商売ならではかもしれません。